
日時:11月1日(土)13:30-13:50

大須賀 晋(おおすが しん)
先進開発部サイバネティクス開発室 室長 兼名古屋大学非常勤講師
株式会社アイシン
プロフィール
1979年生まれ。名古屋市出身。株式会社アイシン入社後、東京大学開一夫研究室にて認知科学を専攻。ドライバーの居眠りやクルマ周辺の障害物を検出するカメラAIを製品化。近年は、ヒトが楽しく関われるパートナーAIシステムを目指し、低速自動走行AIや対話HMI、3DヒトセンシングAI、マルチモーダル対話AIエージェント“Saya”を研究開発中。米国の2022 R&D100 Awardsや、2022 ACC Tokyo Creativity AwardsのACCゴールドを受賞。
講演要旨
「世界で初めて不気味の谷を越えた」と言われるフォトリアルなバーチャルヒューマン“Saya”を応用し、ヒトと信頼関係を構築できるMultimodal対話AIエージェントを目指している。親しみあるAIの実現に向け、①心理学知見に基づくヒトらしい表情・しぐさ制御、②カメラAIやLLMなど様々な人工知能技術の統合、③人格創出や人間関係構築のための取り組みについて紹介する。NEC・清水建設・スギ薬局との業務提携や、大阪万博や現在開催中のジャパンモビリティーショー2025の展示などの応用事例も紹介する。