日時:10月14日(土)
15:10〜16:10
今岡 仁 先生
(日本電気株式会社・NECフェロー)
講演概要
本講演では、生体認証技術に焦点を当て、顔認証と虹彩認証の高精度技術と活用事例に加え、ヘルスケアへの応用についてお話します。顔と虹彩のマルチモーダル生体認証は、セキュリティと利便性の向上に寄与し、「何も持たずに個人を認める」未来の実現に貢献しています。また、生体認証技術を活用した健康状態推定と健康リスク管理について議論します。本講演が顔で広がる未来に向けた議論の一助となれば幸いです。
(NECによる本人紹介ページ)
日時:10月15日(日)
15:10〜16:10
石田 祐貴 先生
(筑波大学人間系研究員・筑波大学人間総合科学研究科博士後期課程)
講演概要
私たちの顔が一人ひとり異なるのは当たり前のことである。しかしながら、顔に疾患や病気に由来する奇形やアザ等がある特徴的な顔の人は、社会から異形な存在としてみられてしまう。顔が第一印象や対人関係に与える影響は大きく、特徴的な顔をもつ人々は、社会生活の中で様々な困難に直面する。本講演では、異形な顔とみなされる背景に関わる要因、また異形な顔がもたらす困難やその対応等の事柄について、顔面の骨の形成不全による特徴的な顔貌をもつ、トリーチャーコリンズ症候群の当事者である私自身の経験と取り組みを通して考えてみたい。